テアイテトス
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
知識とは何か。この一つの問いが『テアイテトス』の主題であり、西洋の認識論の出発点である。ソクラテスと才能ある若い数学者テアイテトスは、三つの定義を順に吟味する。知識とは感覚である。知識とは真なる思いなしである。知識とは説明をともなう真なる思いなしである。その途中でソクラテスは自分を魂の産婆にたとえ、「人間は万物の尺度である」というプロタゴラスの主張に名高い批判を加える。対話は結論に達しないが、問いそのものをかつてないほど明確にして終わる。