サッポー
サッポーは紀元前630年ごろレスボス島に生まれた、古代ギリシアで最も名高い女性詩人であり、プラトンは彼女を「十番目のムーサ」と呼んだ。彼女は故郷のアイオリス方言で、恋、欲望、友情、婚礼、神々への祈りをうたう抒情詩を書いた。その言葉は簡潔で、胸を刺すように鋭い。古代の学者は彼女の詩を九巻にまとめたが、ほとんどすべてが失われ、残っているのは完全な詩一篇と数百の断片だけで、そのなかには20世紀になってエジプトのパピルスから見つかったものもある。それでも彼女は、西洋抒情詩の源流の一人とみなされている。