鴨長明
鴨長明は1155年ごろ京都の下鴨神社の神官の家に生まれ、父は神社の最高の神職であった。少年のころ父を失い、家職を継ぐ機会を逃したが、和歌と琵琶で名を知られ、後鳥羽上皇に召されて和歌所の寄人となった。のちに上皇が彼をある神社の禰宜に任じようとしたが、一族の反対で果たせず、深く失望して五十歳で出家し、やがて京都郊外の日野山に一丈四方の草庵を結んで独り住み、『方丈記』を書いた。
鴨長明は1155年ごろ京都の下鴨神社の神官の家に生まれ、父は神社の最高の神職であった。少年のころ父を失い、家職を継ぐ機会を逃したが、和歌と琵琶で名を知られ、後鳥羽上皇に召されて和歌所の寄人となった。のちに上皇が彼をある神社の禰宜に任じようとしたが、一族の反対で果たせず、深く失望して五十歳で出家し、やがて京都郊外の日野山に一丈四方の草庵を結んで独り住み、『方丈記』を書いた。