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イマヌエル・カント

プロレゴメナ

1783年 · ドイツ語から翻訳

哲学・思想啓蒙時代

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

『純粋理性批判』が出版されると、読者はおしなべてその難解さを嘆き、なかにはこれをバークリー流の観念論と誤解する者もいた。二年後、カントは分量の少ないこの書を著し、彼のいう「分析的方法」、すなわちすでに確立された知識から出発して、さかのぼってその可能性の条件を問う方法によって、第一批判の要点をより明らかにしようとした。彼は、ヒュームの懐疑こそが「私の独断のまどろみを破った」と率直に認めている。全体は一つの問いをめぐって展開する。アプリオリな総合判断はいかにして可能か。彼は純粋数学、純粋自然科学、形而上学がいかにして可能かを順に検討し、私たちは現象を認識しうるのみで、物自体を認識することはできないという結論に至る。カント哲学に入ろうとする読者にとって、この書は最良の入門書である。