Classic Books Library

ヴィヤーサ

ヴィヤーサはインドの伝統で最も尊崇される聖仙の一人である。四つのヴェーダを編纂し、十万頌に及ぶ世界最長の叙事詩『マハーバーラタ』を作ったと伝えられ、「ヴィヤーサ」という名は「編纂者」を意味する。叙事詩のなかでは彼自身も登場人物であり、戦いあうカウラヴァ族とパーンダヴァ族の祖父にあたる。現代の学者は、『マハーバーラタ』は紀元前四世紀から紀元四世紀にかけて何世代もの詩人によって増補されて成立したと考えており、ヴィヤーサはなによりもこの偉大な伝統の象徴である。『バガヴァッド・ギーター』はこの叙事詩の第六巻の一部をなす。

書庫にある作品