黄金のろば
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
魔術に興味津々の若者ルキウスは、魔女の軟膏を盗んで鳥になろうとするが、ろばになってしまう。バラを食べれば人間に戻れるのに、バラはいつもあと一歩のところで手に入らない。強盗にさらわれ、次々と主人に売り買いされ、打たれ、こき使われながら、彼はろばの目で人間の貪欲、残酷、淫らさを見つくし、数々の奇妙な話を聞く。そのなかで最も美しいのが「クピドとプシュケ」の物語である。最後に女神イシスが夢に現れ、その行列のなかでバラを食べて人間に戻った彼は、女神に身を捧げる。完全な形で伝わる唯一のラテン語長篇小説である。