メノン
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
若い貴族メノンは単刀直入に問う。徳は教えられるものか。ソクラテスは、自分は徳が何であるかさえ知らないと答える。続く議論のなかで、メノンは有名なパラドックスを持ちだす。まったく知らないものを、人はどうして探求できるのか。ソクラテスは想起説によって答え、幾何学を学んだことのない召使いの少年に問いかけ、少年が正方形の面積を二倍にする方法を自分で見つけだすまで導いてみせる。知識、真なる思いなし、徳をめぐる『メノン』は、プラトンの認識論を理解するための鍵となる作品である。