大論理学
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
「大論理学」と通称されるこの大著は、ヘーゲルがニュルンベルクでギムナジウム校長を務めていたあいだに書かれ、彼自身はこれを体系全体の核心とみなしていた。彼によれば、論理学の内容は「自然と有限な精神を創造する以前の、永遠の本質のうちにある神の叙述」である。小論理学と比べて論証はいっそう詳細かつ厳密であり、概念が最も貧しい「純粋存在」から出発して、自らの否定と矛盾をとおして絶えず自己を推し進め、自己を豊かにし、ついに絶対理念に達するさまを示す。全体は存在論、本質論、概念論の三大部からなる。ここでは矛盾は避けるべき誤りではなく、「あらゆる運動と生命力の根源」である。マルクスもレーニンもこの書をくりかえし読み、レーニンは大量の摘要と書きこみを残した。西洋哲学において最も難解で、また最も影響力のある著作の一つである。本書は分冊で訳出する。