アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
書簡集はアベラールが友人にあてた長い手紙『わが災厄の記』で始まる。彼は驚くほどの率直さで、自らの名声と驕り、エロイーズとの恋、受けた暴行、その後のさまざまな迫害を語る。この手紙が偶然エロイーズの手に渡り、彼女はすぐにアベラールに手紙を書いた。続く往復書簡のなかで、すでに修道院長となっていたエロイーズは彼への愛と思慕を少しも隠さず、皇后になるよりもあなたの情婦でいたいと言い、祈りのときでさえ心に思うのはあなたのことだと告白する。一方アベラールは、その愛をキリストに向けるよう彼女を諭す。これらの書簡は中世で最も心を打つ人間の記録の一つであり、今日なお無数の読者の胸を打っている。