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ボエティウス

哲学の慰め

524年頃 · ラテン語から翻訳

哲学・思想宗教・霊性中世

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

獄につながれ処刑を待つボエティウスが、わが身を嘆く哀歌を書いていると、威厳ある女性が枕もとに現れる。哲学の女神その人である。彼女は悲しみをあおるばかりの詩のムーサたちを追いはらい、散文と詩を交互に用いて彼を癒しはじめる。運命の女神の車輪はもともと回りつづけているのであり、その恵みだけを受けて移ろいを拒むことはできない。富も権力も名声も真の幸福ではない。真の幸福とは最高善、すなわち神である。栄えているように見える悪人こそ、じつは最も不幸である。そして神の予知は人間の自由と矛盾しない。中世には聖書についで最も広く読まれた書物であり、アルフレッド大王、チョーサー、エリザベス一世がみずから翻訳した。