ジェフリー・チョーサー
ジェフリー・チョーサーは1343年ごろロンドンのワイン商の家に生まれ、少年のころ宮廷の小姓となり、以後生涯王室に仕えた。フランスに出征して捕虜となり、国王が身代金を払って取りもどした。たびたびフランスとイタリアに使節として赴き、イタリアではダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョの作品に触れたと思われる。ロンドン港の関税監督官や王室営繕長も務めた。当時は卑俗とみなされた英語で、フランス語やラテン語ではなく詩を書き、「英詩の父」と仰がれる。ウェストミンスター寺院の「詩人のコーナー」に葬られた最初の詩人である。