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ジェフリー・チョーサー

カンタベリー物語(抄)

1387–1400年頃 · 中英語から翻訳

文学中世

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

四月の甘い雨が大地をうるおすころ、二十九人の巡礼がロンドン南岸のタバード亭に集まり、殉教した聖トマス・ベケットの廟を詣でるため、ともにカンタベリーへ向かおうとしている。宿の主人は、道中で各人が物語を語り、いちばんうまく語った者に帰りに皆で夕食をおごろうと提案する。巡礼のなかには騎士、女子修道院長、粉屋、荘園管理人、弁護士、医者、五度結婚したバースの女房、免罪符売り、貧しい教区司祭、そしてチョーサー自身がいて、十四世紀イングランド社会のほとんどあらゆる人々がそろっている。その物語には騎士道ロマンス、聖人伝、動物寓話もあれば、卑俗な市井の笑い話もあり、それぞれが語り手の人柄を映しだす。本巻は総序と最も有名な物語を選んで訳す。