老年について/友情について
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
この二つの優雅な対話篇は、いずれもキケロ晩年の作である。『老年について』では、八十四歳の大カトが二人の若者に、老年は嘆くべきものではないと説く。老年は情欲の支配から人を解放し、農作業や読書や若者の指導に時間を与えてくれる。死さえ恐れるに足りない。『友情について』では、ローマの政治家ラエリウスが亡き親友スキピオとの絆を回想し、真の友情は善い人々のあいだにのみあり、利益ではなく徳にもとづくと論じる。二千年来、この二篇は老いと人の情愛をめぐる最も愛される書物でありつづけてきた。