変身物語
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
『変身物語』全十五巻は、混沌からの宇宙の誕生に始まり、死後に星となるカエサルで終わる。そのあいだに二百五十を超えるギリシア・ローマ神話が、「変身」という一つの主題によって巧みにつなぎあわされる。アポロンから逃れるため月桂樹となるダプネ、水に映った自分の姿に恋して水仙の花となるナルキッソス、命を得るピュグマリオンの象牙の像。ピュラモスとティスベの悲劇は、のちに『ロミオとジュリエット』の源となった。ダンテやシェイクスピアからティツィアーノやベルニーニにいたるまで、ヨーロッパの文学と美術にとって汲めどもつきぬ神話の宝庫である。