カティリナの陰謀/ユグルタ戦記
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
サルスティウスの二つの歴史小論は、同じ一つの問いを追う。ローマはなぜ堕落したのか。『カティリナの陰謀』は、前63年、借金にまみれた没落貴族が無頼の徒を集めて共和政の転覆をはかった経緯を語る。共謀者の処分をめぐって元老院でカエサルと小カトが行った真っ向から対立する二つの演説は、ローマの政治論争の古典となった。『ユグルタ戦記』は、ヌミディア王ユグルタが賄賂でローマの元老院議員を買収したさまを語り、彼の有名な言葉を伝える。「売りに出された都市よ、買い手さえ見つかれば、たちまち滅びるだろう」。