ジェイン・エア
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
孤児のジェイン・エアは叔母の家に引きとられて虐待され、のちに劣悪な慈善学校に送られて八年を過ごす。成長した彼女はソーンフィールド邸に赴き、ロチェスター氏の被後見人の家庭教師となる。陰鬱で風変わりなロチェスターは、器量もよくなく身分も低いが、内面は自立していて強いこの娘に深く惹かれ、二人は愛しあうようになる。「私が貧しく、身分が低く、器量が悪く、小さいからといって、魂も心もないとお思いですか……私たちの魂は対等です!」。ところが結婚式の場で恐ろしい秘密が暴かれる。ロチェスターはすでに結婚しており、狂気の妻が屋敷の屋根裏に閉じこめられていたのである。ジェインは決然と屋敷を去り、荒野をさまよった末に牧師セント・ジョン一家に救われる。セント・ジョンが自分と結婚してともにインドへ伝道に行こうと迫ったとき、彼女はロチェスターの呼ぶ声を聞いたように思う……。一人称で書かれたこの小説は、平等と尊厳を求める女性の姿を描きだした。