クラテュロス
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
名前は本性によって正しいのか、それとも取り決めによるにすぎないのか。クラテュロスは、それぞれの事物には本性上それにふさわしい名前があると考え、ヘルモゲネスは、名前とは人々の取り決めにすぎないと考える。ソクラテスは両方の見解を吟味し、神々や徳の名前について明らかに楽しみながら長々と語源説明をくりひろげたうえで、事物を名前だけによって知ることはできないと冷静に結論する。『クラテュロス』は西洋で最初の言語哲学の論考であり、いまも言語学者と哲学者の双方にとって古典である。