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カンタベリーのアンセルムス

プロスロギオン

1078年頃 · ラテン語から翻訳

哲学・思想宗教・霊性中世

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

アンセルムスは、それだけで神の存在を証明するに足る単一の論証を長く苦心して探しもとめ、ある日の朝課のときに突然それが心に浮かんだと語る。これが名高い「存在論的証明」である。神とは「それより大いなるものが考えられえないもの」である。もしそれが心のなかにだけ存在するなら、現実にも存在する、より大いなるものが考えられることになり、矛盾する。それゆえ神は必然的に実在する。祈りの形をとったこの短い論考は世に出て以来論争が絶えない。同時代の修道士ガウニロはただちに反論を書き、アクィナスはこれを退け、デカルトとライプニッツは再びこれを採用し、カントは名高い批判を加えた。今日なお哲学者たちはこれをめぐって議論している。