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ボードレール

悪の華

1857年 · フランス語から翻訳

文学19世紀

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

「偽善の読者よ、わが同類、わが兄弟よ!」。『悪の華』は「読者に」という詩で始まり、読者を詩人の描く罪悪と倦怠のただなかへと引きずりこむ。詩集が出版されると、ボードレールは「風俗壊乱」の罪で起訴されて罰金を科され、六篇の詩の削除を命じられた。全体は「憂鬱と理想」「パリ情景」「酒」「悪の華」「反逆」「死」の六部に分かれる。詩人は理想の美と逃れようのない「憂鬱」とのあいだでもがき、パリの街頭で屑拾い、盲人、老婆、そしてすれちがう見知らぬ女を描き、酒と愛と罪悪のなかに救いを求め、ついには死のうちに船出して、「未知なるものの底に新しいものを見いだそう」とする。醜悪のなかに美を掘りあてた彼は、近代詩を切りひらいた。本書は1861年の第二版にもとづいて訳出する。