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アダム・スミス

国富論(抄)

1776年 · 英語から翻訳

政治・社会哲学・思想啓蒙時代

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

『国富論』の正式な書名は『諸国民の富の性質と原因に関する研究』で、アメリカ独立宣言と同じ年に世に出て、経済学を独立した学問として基礎づけた。スミスは小さなピン工場の話から始める。一人の職人が独りで作れば一日に一本のピンさえ作れないかもしれないが、十人で分業すれば一日に四万八千本を作ることができる。分業こそ富の増大の源泉であり、分業はまた市場の大きさによって制限される。彼は貨幣、価格、賃金、利潤、地代を論じ、各人は自分の利益を追求しながら「見えざる手」に導かれて社会の利益を促進することになると指摘する。「われわれが毎日の食事を期待するのは、肉屋や酒屋やパン屋の慈悲心からではなく、彼ら自身の利益への関心からである」。彼は重商主義を批判し、自由貿易を主張した。本巻はそのうち最も重要な部分を選んで訳す。