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ベルクソン

時間と自由

1889年 · フランス語から翻訳

哲学・思想19世紀

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

ベルクソンはこの博士論文で、彼の最も核心的な思想を提示した。私たちは時間を空間的なやり方で考えることに慣れており、時計の文字盤の上に均等に並んだ、計測可能な瞬間の連なりとして、ちょうど直線上の点のように思い描く。しかし、私たちが内面でほんとうに体験している時間は「持続」である。意識のさまざまな状態は互いに浸透しあい、溶けあっていて、ちょうど旋律のなかの音のように、分割することも反復することもできない。持続する時間を「空間化」してしまったからこそ、哲学者たちは自由意志をめぐる不毛な論争に陥ったのである。決定論者は人間の行為を予測可能な因果の連鎖とみなすが、真に自由な行為は、たえず生成しつづける全体としての自己から出てくることを知らない。「われわれの行為がわれわれの人格全体から出てくるとき、われわれは自由である」。この書はベルクソンの生の哲学の基礎を築いた。