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イプセン

人形の家/民衆の敵

1879–1882年 · ノルウェー語から翻訳

文学19世紀

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

『人形の家』のノーラは銀行頭取ヘルメルに溺愛される妻で、夫は彼女を「ひばりちゃん」「りすちゃん」と呼ぶ。何年も前、夫が重病にかかったとき、彼女は夫に内緒で父の署名を偽造して金を借り、夫をイタリアに療養に連れていって命を救った。この秘密が暴かれると、ヘルメルは激怒し、自分の体面のことしか考えない。危機が去ると、今度は何事もなかったかのように彼女を許す。ノーラはついに、自分が父の家では「人形の娘」、夫の家では「人形の妻」であったことを悟り、「私はなによりもまず一人の人間です」と言って、扉を閉めて出ていく。この扉を閉める音はヨーロッパ全体を揺るがした。『民衆の敵』では、医師ストックマンが、町が富の拠りどころとする温泉浴場が汚染されていることを発見する。彼はそれを公表しようとするが、当局、新聞社、市民全体から反対され、「民衆の敵」と宣告される。「世界で最も強い人間とは、最も孤立した人間である」。本巻はこの二作を収める。