武士道
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
あるベルギーの法学者が新渡戸稲造に尋ねた。「あなたがたの学校では宗教教育がないというのですか。それでは、どうやって道徳教育を授けるのですか」。この問いに愕然とした彼は考えをめぐらせ、ついに自分に善悪の観念を与えたのは武士道であったと気づいた。『武士道』は西洋の読者に向けて英文で書かれ、西洋の哲学、文学、歴史を広く引いて比較しながら、義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義、克己、切腹と敵討、武士の魂としての刀、婦人の教育と地位、そして武士道の将来を章ごとに論じる。1900年にアメリカで出版されると大きな反響を呼び、セオドア・ルーズヴェルト大統領は多数買いもとめて友人たちに配ったという。西洋人が日本の精神を知るための古典的な入門書である。