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ショーペンハウアー

幸福について(余録と補遺より)

1851年 · ドイツ語から翻訳

哲学・思想19世紀

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

これはショーペンハウアー晩年の随筆集『余録と補遺』のなかで最も有名な部分であり、彼についに天下の名声をもたらした作品でもある。主著の悲観的な形而上学とは異なり、ここで彼は一歩退き、老練な長老のように、本質的に苦しみに満ちたこの世界でできるかぎり賢明に生きる術を教える。彼は人生の幸福を決めるものを三つに分ける。人が何であるか、すなわち健康、性格、知力。人が何をもっているか、すなわち財産。人が他人の目にどう映るか、すなわち名誉と地位。そして第一のものが最も重要だと考える。「人が自分自身にとって何であるかは、何をもっているか、他人の目に何であるかよりも、はるかに重要である」。健康、孤独、虚栄、年齢について論じ、一連の処世訓を付す。明晰で機知に富み鋭いその文章はドイツ語散文の模範であり、トルストイ、ニーチェ、トーマス・マンはいずれも深い影響を受けた。