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ジョゼフ・コンラッド

闇の奥

1899年 · 英語から翻訳

文学19世紀

近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。

解説

黄昏どき、一隻のヨットがテムズ川の河口に停泊して潮が変わるのを待っている。老水夫マーロウは、船上の友人たちに若いころの体験を語りはじめる。彼はベルギーのある貿易会社に雇われ、アフリカ奥地の大河の汽船の船長として赴いたのだった。道中、彼は植民者たちの愚かしさ、貪欲、残虐を目にし、鎖につながれた黒人の人夫たちが飢えのなかで死んでいくのを見た。川の上流にはクルツという、類まれな才能をもち、ほかの全員を合わせたよりも多くの象牙を集める代理人がいると聞かされる。マーロウは流れをさかのぼり、原始林の闇の奥へとますます深く入りこんでいき、ついに重い病にかかったクルツを見つけだす。しかし、文明の理想を抱いてやって来たこの男は、密林のなかで、土着の人々に神と崇められ恐怖によって支配する暴君へと堕落していたのである。クルツは死の間際に最後の言葉を叫ぶ。「恐ろしい!恐ろしい!」。この中篇小説はモダニズム文学の先駆けである。