家族・私有財産・国家の起源
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
マルクスの死後、エンゲルスは彼の遺稿のなかに、アメリカの人類学者モーガンの『古代社会』についての大量の摘要と書きこみを見つけた。エンゲルスはこれを「遺言の執行」と考え、その材料にもとづいてこの書を書いた。モーガンは長くイロコイ族のあいだで暮らし、その氏族制度と親族名称を研究していた。エンゲルスはこれに拠って、人類が野蛮時代、未開時代から文明時代へと発展してきた過程を論じ、家族の形態が集団婚から対偶婚、さらに一夫一婦制へと移りかわったことを描き、生産力の発展と剰余生産物の出現にともなって私有財産が生まれ、女性が歴史上はじめて敗北し、社会が対立する階級に分裂し、国家は階級衝突を「秩序」の枠内に抑えるために生まれたのだと指摘した。この書は社会の起源についてのマルクス主義の古典である。