素朴な詩/われらのアメリカ
近日刊行 この作品の翻訳は準備中で、近く書庫で刊行されます。
解説
本巻はマルティが1891年にニューヨークで発表した二つの代表作を収める。『素朴な詩』は、スペイン民謡の最も簡素な八音節四行詩の形式で書かれた四十六篇の短詩からなり、「わたしは誠実な人間、椰子の育つ土地から来た」と始まる。詩は故郷、友情、愛、自由、死をうたい、言葉は素朴ながら含蓄深く、そのいくつかの節はのちに歌「グアンタナメラ」となって世界中で歌われた。『われらのアメリカ』は政論的な散文で、マルティはラテンアメリカ諸国に向けて、ヨーロッパやアメリカ合衆国の制度を丸写しするのではなく、自分たちの土地と人民を知るべきだと説く。「われらの共和国に世界を接ぎ木せよ、ただし幹はわれら自身のものでなければならない」。同時に彼は北の強大な隣国からの脅威に警鐘を鳴らした。この文章はラテンアメリカの思想的独立の宣言とみなされている。